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2011年9月19日月曜日

衣服と髪型の悩ましい関係

ファッションは、ヘアスタイル、メイク、靴、アクセサリーなど、すべて含めて完成されます。
中でも、髪型は、非常に重要なポイントです。
たとえば、これは洋服ではありませんが、着物を着る場合、似合う髪形というのは限られてきます。
着るものによって、髪型が限定されるパターンです。
そのほか、イブニングドレス類も、ある種の髪型を要求しますが、それでも最近はかなりゆるいです。

これらを除くと、洋服の側が髪型を限定するスタイルは、さほど多くありません。
しかし、逆に、髪型のほうが着るスタイルを決定してしまうというパターンは、とても多いのです。

コレクションなどに出演するモデルの多くは、ストレートのロング、またはセミロングです。
もちろんショートヘアのモデルもいますが、出られるショーは、その髪型だけで決まってしまうでしょう。
ストレートのロング、またはセミロングはニュートラルな髪型なので、スタイリングの仕方によって、
どんな洋服にも合わせられます。

最近、日本で流行のヘアスタイルは、かなり作りこまれています。
髪を染め、パーマをかける、完成された髪型の方々が多いです。
その完成された髪型を、あたかもショーモデルのように、洋服を着替えるたびにセットしなおす人は、いるとしても、少数派でしょうから、ほとんどの人が、1度髪型が完成されると、そこから服を考えることになると思います。

テレビなどでよくやっているファッションによるイメージチェンジも、髪型を変えないことには、チェンジしたことになりません。
洋服を変えたから、髪型を変えるのではないのです。
髪型を変えてしまったら、洋服を変えざるを得なくなるのです。
あなたが髪の色を変え、長さを変え、ウエーブをつけてしまったら、
洋服は前のままというわけにはいきません。
髪型のほうが、洋服より力があるのです。

服はしょせん、体の上にのせるものです。
しかし、髪はその人の一部。
その一部を変えることのほうが、服を変えるより力があるというのは、
当たり前と言えば、当たり前です。

最近、よく「美人オーラ」なる言葉を目にしますが、
髪という身体の一部分の改造は、それこそ、オーラにまで影響するでしょう。
だからこそ、服も変えなければならないのです。

もし、イメージチェンジしたいのなら、髪型から変えるのが正解です。
どんな人でも、人生で1度は、過去のイメージののった固い殻を破って、
さなぎが蝶になるように、新しい自分へ変わらなければならないときがあると思います。
そういうときは、まず髪型を変えましょう。
髪型を変え、通常の視覚では感知できない、第二の身体であるオーラを変えたらば、
必ず、いままで着ていた服は似合わなくなります。

時には、こうやって以前着ていた服を手放すことで、
乗り越えられないと思っていた、あなたの目の前の壁を乗り越えましょう。
あなたを助けてくれる服は、きっとあなたのことを待ってくれています。