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2011年1月17日月曜日

ノーカラージャケット



Nさんより、ノーカラージャケットの着こなし方についてご質問をいただきました。
Nさん、どうもありがとうございます。

さて、最近、ノーカラージャケットがスーツという形でなく、単体として売られているのをよく見かけます。
たとえば、ジャケットとスカート、またはワンピースとジャケットなど、スーツとして着る場合は、さほどいろいろ考えなくてよいのですが、単体でノージャケットを着て、それが素敵であり、何となくおしゃれに見えるためには、ちょっとしたこつが必要です。
その1つは、まず色でつながりを持たせること。
たとえば、ジャケットとボトムの色を同じにする、もしくはジャケットとインナーの色をあわせるなど、どこかに色のつながりを持たせたほうが、見ている人は、それが単体で購入したジャケットだとしても、何となくおしゃれであると感じます。
特に、あまり背の高くない方の場合は、ジャケットとボトムの色をつなげるほうが、背がすらっとして見えます。
次のポイントは、インナーは襟のないもの、そしてタートルネックでないものを選ぶことです。
キャミソールタイプのもの、またはクルーネックやスクープネックなど、首が詰まっていないもののほうが、エレガントに見えます。
そうして、開いた首元に、ネックレスの1本でもつければ、立派なよそゆきです。
ノーカラージャケットは、もちろん少しあらたまった席での着用に適しているのですが、カジュアルに着こなすことも可能です。
たとえば、ジーンズやチノパンツに白いTシャツ、その上からシャネルタイプのノーカラージャケットという組み合わせも、ちょっと意外性のある、おしゃれなあわせ方です。
しかし、この場合も、決してジーンズにスニーカーなどあわせず、ジャケットのイメージに合ったヒールのパンプスやサンダルを合わせること。そのとき、裾を少しロールアップするか、クロップト丈にして、足首の肌色を見せると、抜け感が出て、今風になります。
また、脚がうんと長い方は、フラットのバレエシューズやフラットのブーツでもOKです。
これから春に向かって、お勧めの組み合わせです。

☆写真はシャネルを演じたオドレイ・トトゥ。ノーカラージャケットの正統派シャネルスーツです。