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2010年11月20日土曜日

流行とは、否定

流行とは、否定です。
新しいということは、いつでも、それ以前のものを古いと認定します。
古いというだけではなく、もう遅れている、すなわち否定します。
問題なのは、否定されたものは、流行という観点から見れば否定されるべきものかもしれませんが、
モノそれ自体は、何らいたんだところはなく、十分生きているという点です。

最先端の流行は、一番早く時代遅れになると言われています。
そういうものをアイテムに取り入れれば取り入れるほど、否定されることになるのです。
これは気分の問題です。
モノとしてはいたんでいない、だけれども、着て外に出ていくと、何だか肩身の狭い思いがするのは、このためです。

すべての流行を否定するわけではありませんが、すべてを流行のものにしてしまうと、否定される部分が大きくなってしまいます。気分をよくするためには、すべて入れ替えなければなりません。
すると、モノとしていたんではいないのに、捨てなければならなくなります。

モノはただではありません。
貴重な時間を、お金というものにかえて、そして手に入れたものです。
その結果、すぐ捨てるものを買うということは、貴重な時間を大切にできなかったということにつながります。
そのモノを手に入れるため、あなたはどれだけの時間を使ったでしょうか。
(あなたでないのなら、あるいはほかの人が)

そこまで考えてお買いものをすれば、おのずと、自分が買うべきものが見えてくると思います。