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2024年3月14日木曜日

新しいものを取り入れる前に

 季節が変わるとき、いつも同じように感じる方も多いでしょう。
去年は何を着ていたんだっけ?
今の自分にぴったりの服を持ってない、
かといって、何を新たに付け足したらいいかわからない、
などなど。
毎年同じように繰り返される、自分の頭の中に渦巻く疑問。
そして、とにかく足りないということで何か新しく付け加えるものの、
次の年になると、また同じ疑問が繰り返される。
その結果、ワードローブはふえていき、無限ループから抜け出せない。

そうならない前に、次に何か買う前は優先順位とそのニーズを考えましょう。

まず優先順位です。
どこの場面の服が今最も必要なのか、考えてみてください。
通勤着なのか、
近所へ買い物へ行くときの服なのか、
趣味のヨガやキャンプのための服なのか、
とびきりのおしゃれをしていくときの服なのか、
どの部分が足りないのか、まず見極めましょう。

次に、そのニーズを把握しましょう。これは自分なりのもので結構です。
通勤着であるならば、そのニーズは何なのか。
例えば、着ていて楽で、洗濯がしやすく、職場の雰囲気、あるいは仕事の内容に合ったもの。

近所へ買い物へ行くときの服ならば、
例えば、絶対に日焼けしたくないから日焼け防止重視、そして鍵や小銭が入るポケットがあるもの。

趣味のヨガだったら、
まず動きやすいもの、かつ帰りに買い物に行ったりもするので、羽織れば外に出られるレベルのもの。

とびきりのおしゃれのためだったら、
ちょっとぐらい着にくいとか、あるいは洗濯が大変でも、
ホテルのラウンジでお茶をしたり、レストランで食事をしても平気なぐらい、
気合が入った素敵なもの。

このように、それぞれの場面で必要な服のニーズは変わってくるでしょう。
まずはこれを把握してください。

ここまでもうできたら、もう既に持っている服を点検します。
大きなポイントは色です。
全部取り換えるのでなかったら、もう既に持っている服に何か付け足すことを考えます。
そのときに、全く合わない色のものを付け足すと、それもまた着ない服になる可能性がありますので、もう既にある服と色合いが合うように、買う色を決めます。

例えば、
ネイビーのスーツをもう既に持っているのなら、
白や水色のシャツやカーディガンがいいかもしれません。
無地がもうあるのなら、ストライプやチェックもいいでしょう。

また、ベージュのコートを持っているのなら、
オフホワイトのシャツやセーター、
または黄色やオレンジのカーディガンもいいでしょう。

こうして絞っていくと、次に買う何かの特徴も決まってきます。
あとは、どの場面で足りないと感じるか、どの場面で着たいものなのか見つけたら、
より一層ターゲットは狭まります。

例えば、ネイビーでそろえている通勤着、
真夏になる前の暑い日に着るものがないと感じていることを思い出したら、
ジャケットがわりになる、一枚でさまになるシャツやスキッパー(かぶりのシャツ)がいいかもしれません。

また、グレーでまとめている、近所へのお買い物ルック、
着るもので日焼けを防ぎたいのなら、日焼け防止できる素材の、白またはグレーの薄手のジャケットが必要かもしれません。

とびきりのおしゃれの日のための服。
去年、素敵なオールドセリーヌのドレスを手に入れたのに、
合わせる靴がない。
だとしたら、必要なのはこのドレスにぴったり合う靴でしょう。

こんなふうに、何か新しいものを買う前に、
自分にしかわかり得ない、自分のニーズを把握しましょう。
これができていないと、また来年も同じ疑問が頭の中に渦巻くことになります。

そして同じ疑問が頭の中に渦巻くということは、
何かが間違っていたということです。
いくら捨てても、まだないのならば、
間違っていたのは、捨て方ではありません。
何度別れても、まだ同じ失敗を繰り返すのなら、
別れ方が問題ではなかったのと同じこと。
似たような人と付き合ったら、また同じ羽目になります。

間違っていたのは、捨て方ではなく、取り入れ方です。

捨てても捨てても同じことを繰り返すその前に、
自分の好みとニーズを把握しましょう。

それができるようになればなるほど、
この疑問も浮かばなくなり、
人生の失敗と無駄も、きっと減っていくに違いありません。
軌道は修正されれば、それでいいのです。

 

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・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
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こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
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・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。







2024年3月7日木曜日

「おしゃれ」でいるより大切なこと

 言うまでもなく、「おしゃれ」でいるより大切なことは多くあります。
ここではファッションの分野に関して以下、記載します。

まず一つは、
「おしゃれ」のために個人の人生がめちゃくちゃにならないこと。
今、最上級に「おしゃれ」に見せる、最も手っ取り早い方法は、
ラグジュアリーブランドのショップへ行き、
脚の先から頭まで、トータルルックで一式買ってそろえて、
それを着ることです。
最新のスタイルを常に頭からつま先までそろえること。
これが一番、最新の「おしゃれ」に見えます。
これは誰も否定しないでしょう。

しかし、言うまでもないことですが、これには多大なお金がかかります。
もちろんそれだけ余裕がある人もこの世の中には存在しますが、
それはあくまで少数派です。

これは極端な例ですが、似たような小さな例はたくさんあります。
それは、自分の収入に見合わないほどの金額を被服費として使う、
または毎シーズン、ファストファッションその他を捨てては、買うを繰り返す行為です。
今の日本で、ごく普通に働いて生活している人がこれをすると、
経済がひっ迫し、貯金をする余裕が残らないでしょう。
服、靴、バッグというものは、それがどんなに安いものでも、新品であるならば、それなりの価格がするのです。
(そして2024年現在、実質賃金は下がり、インフレが続くスタグフレーション状態の日本で、それをするのは危険すぎます)

この行為によって、その人は確かに「おしゃれ」に見えるかもしれませんが、
それで人生がめちゃくちゃになるのなら、そんなものには意味がありません。

もう一つ、これはマクロな視点です。

アパレル業界は、気候変動の原因となる二酸化酸素排出量の多い産業です。
また、染色により廃棄された水、そして廃棄された衣類の焼却により、環境を汚染しています。
そればかりでなく、海外で生産される安価な衣料の中には、
劣悪な労働環境や、生活できないほどの低賃金で働かされている労働者の問題があります。
これらを解決するための選択を日々することは、
つまり、サステナビリティやサーキュラーファッションを実践することは、
個々人が最先端の「おしゃれ」であることよりも、ずっと重要なのです。
なぜなら、気候変動によって気温は上昇し、環境汚染は自然破壊をもたらすからです。
アパレル業界、ファッション業界全体に、そしてそれを消費する者に、
これらに対処する責任があります。

この2つを優先するための選択をしたのなら、
その結果、多少、「おしゃれ」に見えないとしても、
それはむしろ誇らしいことです。
明らかに、買っては捨てるを繰り返して「おしゃれ」に見えるよりも、
そちらのほうが価値があります。
そして、それを実行する人は、「素敵」な人です。

この2つのことを避けるためには、
何より、薄ら笑いを浮かべながら「ダメ出し」をする人の脅しに屈しないこと。
おしゃれになるために「捨てろ」と言う人たちの圧力に負けないことです。
そして自分の価値は自分で決めることです。

そうして最後に思い出してください。
大量消費、大量廃棄によって成り立つ「おしゃれ」よりも、
こちらのほうがよほど「魅力」があるということを。

こうした選択をして、
あなたは「魅力」を伴って人生を過ごせばいいでしょう。
魅力的ではない「おしゃれ」など、
ほんとうに素敵な人には、必要ありません。

「おしゃれ」であるよりも大切なのは、
人として「素敵」で、「魅力」があるということなのです。

 

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2024年3月1日金曜日

3月30日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップ参加者募集のお知らせ

2024年3月30日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップを開催します。
キネシオロジーの手法を使って、それぞれの目標を設定し、アロマスプレーを作ります。
使用するエッセンシャルオイルと芳香蒸留水は自家製のものを中心に使います。
3月の自家製精油はレモンと青レモン、清見オレンジのすっきり若々しい香りが中心になります。
4月は新しいことがいろいろ始まる月です。スタートに向けて、目標設定するのがお勧めです!

内容は、
簡単なキネシオロジーのやり方(自分に合うものを見分ける方法)、
目標作り、
エッセンシャルオイルと芳香蒸留水を使って目標の達成を助ける香り作り、
になります。
アロマスプレーそれぞれ目標に合った配合を私がキネシの手法でチェックして選びます。
ただのいい香りではなく、その人に今必要な香りになります!

※目標の例
・毎日、英語を2時間勉強することは私にとって簡単です。
・私は今もこれからも完全に自分を受け入れます。
・私は自分自身を大切に扱います。
・私はいつも楽しく身体を鍛えます。
・私は今もこれからも若々しく健康的です。
・私はどんどん自分らしい美しさに近づきます。
・私は毎日楽しく勉強できます。
・いつも簡単に片づけができます。
・いつも簡単に勉強ができます。
などです。

※予定している自家製芳香蒸留水→レモン、福原オレンジ
 予定している自家製精油→レモン、清見オレンジ、その他です。

日時:2024年3月30日(土曜日)
時間:13:20~14:45
場所:神奈川県藤沢市 藤沢駅から徒歩14分の会議室(参加者にお伝えします)
募集人数:10名
対象:どなたでも
参加費:4000円(アロマスプレー30ミリリットル代込)
新たに親子料金(高校生のお子様まで)を設定しました。
親御さんお一人+高校生までのお子様で、
講義代+アロマスプレー2本分で5500円です。

主催:オフィス小林

参加ご希望の方は、
・お名前(本名)※親子参加の場合にはお子様の学年も明記
・緊急の連絡先(携帯番号など)を明記
メールの件名「3月アロマ」として、
fateshowthyforce@gmail.com
小林までご連絡ください。
 ★
・目標やなりたい方向性がある方、また逆に、なりたい方向がわからない方でどうするのがいいかわかるようになりたい方にもお勧めです。キネシオロジーを使うと、自分に何が向いているかがわかります。

・2回目以降の参加者はカードとキネシオロジーで簡単リーディングもします。
 2月はこれが大好評でした。
 この方法がわかると、カードがあれば、自分で問いに対する答えが見つかります。


2024年2月15日木曜日

自分にぴったり合ったパンツを見つけるために

女性がパンツ(ズボン)を日常的にはくようになってから数十年がたちました。
以前にもましてその流れは加速し、
今街を見回してみても、女性のパンツ姿のほうがスカートよりも多いかもしれません。
中には1年じゅう、パンツ以外はかない方もいるでしょう。

そうなってくると気づいた方も多いと思います。
自分に合ったパンツを探すのは大変だということに。

パンツの作りは、デザイン、パターン、素材、仕様の4つの要素によって作られます。
デザインは好みの問題なので、好き嫌いで決めたので問題ないでしょう。
なかなか自分に合ったパンツが見つからないその大きな原因は、
パターンです。

なぜかというと、パンツのパターンというものは非常に難しいからです。
特に細いパンツのパターンは難しくなり、いいパターンのパンツも少なくなります。
(逆にパジャマパンツのように大き目のパンツのパターンの難易度は低くなり、
それほどいいパターンでなくてもなんとなくはけてしまいます)。

なぜそれほど難しいかというと、
ひとつは、脚という大きく動く部分をカバーしなければならないこと、
そしてウエストとヒップに差があるからです。
大きく動けば動くほど、そして差が大きくなるほどに、パターンの難易度は上がります。
パターンが難しいということは、それなりの技術を持ったところでないと、
いいパターンのパンツは作れないということも意味します。

そうはいっても、メンズは常にパンツをはいているので、
それほど難しくもなさそうだ、とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
パンツのパターンの難易度は、細いこと、ウエストとヒップの差があることから生じます。

ですから、スーツにあわせるようなウール素材のスラックスは、細くないこと、またウエストもローウエスト気味で、女性ほどウエストとヒップの差がないことなどから、それほど難しくはないのです。
メンズでも一部スキニージーンズのように細いパンツもありますが、
ローウエストでかつ、ストレッチ素材を使用するため、パターンの難題をその2つでもって解決しています。

さて、女性用のパンツです。
ウエストとヒップの差がある人ほどパンツ選びが難しくなります。
また、ストレッチが入っていない素材による細いパンツもパターンが難しいものになり、なかなかきれいな仕上がりになりません。

ここで言う、自分に合ったパンツとはどんなものでしょうか。
それは、それをはくことにより、
ヒップの位置が高く、そして自分の脚が実際以上に長く見えるパンツです。
パンツをはくことによって、体型が補正され、実物以上によく見えるパンツが自分に合った、よいパンツです。
逆に、短足で、おしりが垂れて見えるなら、それは合っていないパンツになります。

ウエストとヒップの差の解消法は、
ローウエストにして差を小さくする、
ダーツやタック、ギャザーをとって差分を処理する、
が考えられます。
ダーツは見えなくても、例えばポケットの切り替え線でとられていることもあります。
ダーツもタック、ギャザーもないのにジャストウエストで、細身のパンツは、
脇線にカーブをつけて差分を処理しますが、これによってできるのは、
妙なカーブのついた、ヒップのラインが強調されたパンツです。

自分にどんなパンツが合うかは、その人の体型によります。

まず、ウエストとヒップの差が少ないスレンダー体型の場合は、
メンズのようにローウエスト気味で、かつメンズと同じ仕様で作られたパンツが、
すっきりと脚が長く見えます。
ダーツあり、ダーツなし、タック入りでも構いません。
こういう体型の方たちは、メンズ寄りのパンツを選んでいけば問題ないと思います。
パンツはもともとメンズものとしてデザインされていますから簡単です。

難しいのは、ウエストとヒップの差が大きいグラマラス体型の方です。
いちばん避けたほうがいいのは、ジャストウエストでタックなし、ダーツ処理のみのパンツです。
こんなパンツを選ぶと、お腹は出て見えますし、ヒップラインも強調されてしまいます。
これを避けるためには、ローウエストか、または逆にハイウエストで、
タックやギャザーでヒップとウエストの差分が処理されたものを選ぶといいでしょう。
または、チノパンツなどは、大き目のサイズのものを選び、
ベルトをして、自分でギャザーを作ることによっても解決できます。
もちろん、タックやローウエストやハイウエストにはそれぞれ流行があるので、
いつでも売られているとは限りません。
トレンドによっては、自分にぴったり合うパンツが非常に少ない時代もあると思います。

スレンダー型、グラマラス型、どちらにも共通している解決方法は、
自分の体型にぴったり合うパンツを作っているブランドを見つけて、
そのブランドのパンツだけを買うことです。
それを見つけるためには試着は必須となります。

探してみるとわかりますが、
自分の体型にぴったりのパンツを作っているブランドはあまりないでしょう。
うまく出会ったら、むしろそれはラッキーです。

とにかく気になったら、試着してみて、
前から、横から、後ろから、
自分の姿を見てみてください。
実際よりもヒップ位置が高く見え、脚がまっすぐ長く見えたのなら、
それがあなたにぴったり合うパンツです。
なぜか?
だって、短足で、おしりが垂れて見えるパンツで街を歩きたくはないですからね!

まだそれが見つかっていない方は、
自分にぴったり合うパンツを見つける旅に出ましょう。
なるべく早く出発するのがお勧めです。

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2024年2月6日火曜日

転生しなくても、あたかも生まれ変わったような自分になる

小説、映画、アニメ、マンガとあらゆる分野で「転生もの」が流行っています。
それだけ「転生」に対するあこがれや要望があるのでしょう。
けれども、転生を待たずとも、人はある程度、変われます。

変わるためによく試されるのが見た目から入る方法です。
まず、髪型をメイクを変えます。
私の観察では、服装を変えるより前に髪型とメイクを変えるほうが、
早く自分の望むイメージに近づけるようです。

髪型とメイクが変わったら、
自分のなりたい方向へと徐々にワードローブを変えていきます。
ポイントは、まず最初に自分がどうしたいかを決めることです。
その際に、みんながやっているからだとか、誰かのお勧めだとかいうことを考慮に入れてはいけません。
それをやると、自分がどうしたいのかがわからなくなります。

「みんながやっているから」と「誰かのお勧め」から自分のやりたいことを決定する方法は、偽りの安心と引き替えに大事なものを失います。
その大事なものとは、自分らしさと、そこから生まれる魅力です。
ですから、ここは間違えないようにしてください。

なりたい方向については、言語化するのはなかなか難しいので、
どこからか画像を持ってきて、全体が見渡せる形で貼り付けて保存しましょう。
非公開のインスタグラムやピンタレストで構いません。

そこまでできたら自分のワードローブの点検です。
なりたい方向性と合致するものは残して、
そうでないものについては手放す方法を考えます。
方法としては、
フリマアプリで売る、リサイクルショップに持っていく、誰かと交換するなどがあります。

次に、変わった後の自分を想像して、
足りないものをピックアップしていきます。
人によってはワンピースかもしれませんし、スーツかもしれません。
足りないアイテムがわかったら、
それらを徐々にワードローブに付け加えていきます。
何もすべて新品を買う必要はありません。
セカンドハンドで十分です。

一気に、お金をかけてやるのは簡単そうに見えますが、
その状態を維持するのは難しい場合が多いでしょう。
さすがにそこは「転生もの」とは違うので、次の日にすべて変わっていた、
というわけにはいかないのです。

半年から1年かけるぐらいで徐々に変わっていきましょう。

ワードローブを徐々に変えるとともに、
もう一つやることがあります。
それは自分の言葉と行動をなりたい方向へ変えることです。
ここを変えないまま、髪型とメイク、服装だけ変えても、
あたかも転生したかのように変身するのは無理なのです。

テレビや雑誌で見る「変身コーナー」での変身が一時的なのはそのためです。
ほんとうの意味での変容は、言葉と行動が変わったときに完了します。

今までやったことがないことをやる、
行ったことがないところへ行く、
話したことがない人と話す、
そんなことを繰り返していくうちに、その変身は定着していきます。
見た目はちょっと変わったけれど、やってることは前と同じだね、では
前の自分が前世かと思うほどの変化とは言えないのです。

見た目、言葉、行動、これらすべてが以前と違うものになったとき、
生まれ変わったかのような自分があらわれます。

髪型もメイクも服装も、その変化をサポートするツールです。
それは決して目的ではありません。
このことを理解しないで実行すると、
それはただ捨てただけ、あるいは散財に終わってしまうかもしれません。

まずはなぜ自分が「転生したい」ほどなのか考える。
そしてなりたい目的を把握する。
その目的を達成するために髪型、メイク、服装を変えていく。
この順番をきちんと守れば、
転生しなくとも、あたかも生まれ変わったような自分になるのは可能なのです。

 

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2024年1月12日金曜日

自分が何が好きかを見極めて

20世紀より明らかに、ファッション誌や女性誌もふえました。
また、インターネットの海原には、
インスタグラム、ピンタレスト、YouTubeその他、
膨大な参考ヴィジュアルがあり、
ディバイスとネット環境があれば、誰でもそれにアクセスできるようになりました。
同時に、インターネットの整備のおかげで、
ごく小さなブランドでも通販を通して人々の手に商品を届けることができるようになり、
以前よりもずっとブランドの数もふえました。

しかし、例えば新宿のような都会で、忙しく歩く人のスタイルを観察してみると、
どういうわけだか似たような格好の人が、20世紀より多いように感じます。
情報と物量の多さに反比例して、スタイルのバラエティが減りました。

さて、いつでも誰かと同じ格好を好む人は、それはそれでいいでしょう。
また、おしゃれに興味がなく、寒さ暑さを防ぐために衣類を着るという人も、
それはそれで構いません。
おしゃれなどしなくとも、私たちは生きていけます。

しかしそうではなく、なんとかして自分もおしゃれをして街を歩きたい、
と考えていて、なおかつ、
たくさん情報は摂取しているのに、
どうしたら自分の望むおしゃれができるかわからないと感じている人に、
一つ提案があります。

私がファッションレッスンをするときに、参加者の方に画像の切り抜きを作ってもらいます。
これはボード、あるいはマップと呼ばれるもので、
自分がなりたいスタイルの方向性を知るために作ります。

ここで注意点があります。
それは、自分とはあまりにかけ離れた画像は集めないように、ということです。
理由は、そのような画像を集めても、その理想に近づくことはないからです。

例えば、集めた画像のすべてがパリに住み、パリの街を歩く人たちだとします。
そればかりではなく、その画像にシャルロットやレアのような有名なモデルや役者も含まれています。
それを日本の片田舎に住むアジア人の私たちが集めたとしても、同じようにはならないのです。
まず第一に、風景(シーン)が違います。
来月からパリに引っ越すのでもない限り、同じ風景の中、自分が生活していることはありません。
また仮に本当にパリに引っ越すとしても、
背格好や目の色、髪の色、仕事や経済状況など、すべて違います。
よって、必要な衣服も、着ることができる衣服も決して同じにはならないのです。

実現できない夢を掲げると、やる気がなくなります。
ひどい場合は、他人に偽りの自分を見せ続け、その結果、消息不明になったりします。

そうはいっても、雑誌やインスタを見ていたのでは、そのような画像ばかりに目がいくでしょう。
ですから、ここでは雑誌やインスタを見るのはやめます。

かわりにやってほしいのは、
自分がおしゃれをしていきたいと思っている場所、あるいは街に行って、
そこを行きかう人々を眺めることです。
もちろんただ眺めるのではなく、自分がどんな人が素敵だと思うか、
そして、どんな格好を素敵だと思わないか、
それを見極めることです。

さすがに、街で他人の写真を撮ってはいけませんから、
メモをとりましょう。
通りに面したカフェの窓際にでも座って、
自分がいいなと思った人が通ったら、その人の何がいいと思ったのか、メモをとります。
また反対に、あの格好はよくないなと思ったら、それも書き取ります。

慣れないうちは、素敵な人が通っても、それのどこがいいのか自分でもわからないかもしれません。
その場合は、とりあえず着ていた服、はいていた靴、持っていたバッグがどんなものだったのか、書き取りましょう。
色や素材、シルエットなど、わかる範囲で構いません。
また服装だけではなく、その人のヘアスタイルやメイク、あるいは姿勢が素敵だと思うのなら、その点について、何がいいと思ったのか、書いておきましょう。

何回かそれを繰り返すうちに、
自分がどういうスタイルをしたいのか、そしてどういうスタイルは嫌なのか、
わかるようになります。
またそのスタイルは、自分がおしゃれをしたいと思っている場所で見たものですから、
全く実現不可能というものではないでしょう。
もちろん、全身ラグジュアリーブランドの人ばかりが目に付くという人もいるかもしれませんが、
今の日本でそのような人はめったにいないので、心配する必要はありません。

雑誌やスタイリスト、あるいはインスタグラマーやYouTuberがどう言ったかは、この際、どうでもいいのです。
彼らはあなたの周囲にはいないでしょうから、関係ありません。
あなたがおしゃれをしたい街や場所で、もう既にそれを実現している人、
その人こそが、自分がなりたいおしゃれの方向性を示してくれる人です。

やってみるとわかると思いますが、
自分は案外、自分がどうしたいのか、
何が好きなのか、わかっていないものです。
そしてそのためには何が必要なのかも理解しているわけではないでしょう。
今の自分のスタイルが納得いかないのなら、それが証拠です。

実現不可能な夢を夢見ているだけの自分は終わりにしましょう。
実現可能な目標に、着実に近づいていく自分になりましょう。

自分でやって、できるようになれば自己肯定感も高まります。
決してなれない存在へと志向させるよう仕向ける媒体はさめた目で見てください。

実現不可能な夢とか、
言っただけで守る気がない約束とか、
消費へ向かわせる脅しとか、
そんなものとは決別すると、今年は誓いましょう。

 

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2024年1月6日土曜日

脅しに屈するべからず、またはそんなことはできなくて当たり前

何の気なしにYouTubeやInstagramを見ていると、
多くの「お勧め動画」や「お勧め投稿」が出てきます。
そのほとんどはスルーするのですが、ほんのちょっとの好奇心で見てしまうと、
そこには地獄が待っています。

世界中にパーソナルスタイリストその他を名乗る多くの人たちが、
「ダメ出し」動画や投稿を作っています。
中身をのぞいてみると、
「グレーとベージュを合わせてはだめ」
「50代以上はペイズリーは着てはだめ。かわりにボーダーを」
「バッグを持つときは、身体の内側から腕を入れてはだめ。外側から入れなくてはいけない」
など、どうやって導き出したのかわからない謎のルールが勢ぞろい。
疑問に思ったときは、彼女たちのプロフィールを見るのですが、
どこで勉強したか、どの学校を出たかも、
どこで仕事をしていたのか、どの会社に所属していたか等の経歴は一切ありません。

確かに彼女たちの言い分には正しいものもあります。
色の組み合わせは「補色同士がベスト」など、セオリーどうりです。
しかしたとえそれがセオリーどおりだとしても、
紙の上の絵具ではない、布を染めた色で、そのセオリーどうりの色出しを、
様々なブランドで買った時期も違うものからなるワードローブでは、
作り出すことはできません。

面白いことに声高に他人に「ダメ出し」をしているのは、洋服を作る側の人たちではないということ。
私は作るための学校へ行き、作る側で働いていたのでよく知っていますが、
作る側の人たちは、こういうことは言わないのです。
なぜなら、セオリーどうりの色出しなど、生地屋からもう既に染めてある中から選んで製品を作るブランドにさえ、できるわけではないと重々承知しているから。
布は紙ではありません。
絵具で自由に色を使って絵をかくように、色を染めることは不可能です。

また多くの人が知っているように、流行色というものがあります。
それに沿って、生地屋は色を染めます。
そのため色には、70年代っぽい色、90年代っぽい色など生まれます。
すべてのいつでもどこでも世界堂の絵具売り場のウィンザー&ニュートンの絵具のように、
すべての色が常時揃っているわけではありません。
それに、これはコレクションを見ればわかることですが、
「赤に対して緑」のような補色を使って必ずルックを作るところなど、むしろ少数派でしょう。
プラダもセリーヌもサンローランも「赤に対して緑」の補色ルックは提案しません。

セオリーどうりの色出し、またカラーコーディネートができると思い込んでいる人たちは、
作る現場にいたことがないからこそ、こんな理想論で誰かに「ダメ出し」するのでしょう。

これらセオリーは確かにそのとおりですが、完璧にはできないのが現実です。
それができていないからといって、「ダメ出し」するほうがおかしいのです。

また中には、エトロ社やRATTI社を敵に回すような、
「50代以上はペイズリーを着てはだめ」などという、
謎の理論を振りかざすものもいます。
ほんとうにそう考えているのなら、エトロ社に行って、
50代には売らないように訴えてもらいたい。
エトロもRATTIも、大人のためのすばらしいペイズリーのプリントを作っています。
また、バッグの持ち方にいいも悪いもありません。

その人たちはなぜ「ダメ出し」をするのでしょうか。
その人たちの正体を見てください。
「ダメ出し」をしておいて、最終的には自分のサービスに誘導してはいませんか。
その「ダメ出し」の目的は、そこにあるのではないでしょうか。

疑ったら、まず経歴を見てみること。
きちんとした学校を出ていなかったり、アパレル業界で働いた経歴がないようなら、
その人は信用するに値しません。
なぜなら、専門的な教育を受けたり、実際の現場にいたことがないと、
正確な知識を身に着けることは不可能だからです。

誰かに「ダメ出し」をして、再生回数を稼いだり、アクセスをふやしたりしようとする人が一定数います。
浅はかでいい加減で浅い知識でこちらを脅してきます。
そして、そのいい加減な知識でこちらのいい気分を台無しにしていきます。
そんな脅しに屈する必要はありません。
「ダメ出し」を受け入れれば受け入れるほど、
私たちは「大量消費、大量廃棄」せざるを得なくなります。

聞くべきなのは、
教育を受けた経験やアパレルのモノづくりの働いた経歴がある人たち、
あるいは洋服作りを知り尽くしている作る側の人たちの言葉です。
その点を間違わないようにね。


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20代から60代の男女に受けていただいています。
・たくさん持っているのに着るものがない、おしゃれに見えないと感じる方
・被服費を節約したい方
・簡単におしゃれに見える方法を知りたい方
・服の枚数を減らしたい方
・過去の自分に決別したい方
こんな方々に最適です。

 これまでファッションレッスンを受けた方々の感想としては、
・毎日のスタイリングが楽になった。
・被服費が減った。
・いろいろ値上がりしている中、本当に助かっている。
・おしゃれな人認定された。
・もっと早く知っておけば被服費が節約できたのにと後悔。
などです。

 詳細はこちらにあります。